民進党は8日開いた常任幹事会で、元政調会長の山尾志桜里衆院議員が週刊文春の不倫報道を受け、国会審議への影響を避けたいとして7日提出した離党届を受理する事を決めた。
山尾議員は週刊誌に書かれた弁護士との関係について「憲法問題、共謀罪、雇用問題など極めて幅広い政策分野で立案、起案作業や質問・スピーチ・原稿などの作成作業の手伝いをして頂いてきた」政策ブレーンだと説明。記事にあるような「男女の関係ではない」と否定している。
山尾議員はブログで「国会論戦の場に、今回の混乱を持ち込むことは、民進党、ご支援いただいた皆様にさらなるご迷惑をおかけすることになると判断し、離党する決断をいたしました」と離党への思いを綴った。民進党にとっては論客のひとりを失うことになった。
なお、前原誠司代表は常任幹事会あいさつで「北朝鮮が核実験を行い、日本の安全保障に重大な危機感を生んでいる、こういう厳しい状況の中で政治の空白は一刻も許されない」とし「われわれ野党第1党がしっかりチェックを果たしていく、そして対立軸を示していく、その必要性はますます高まっている」と語り「国会では建設的な提案と徹底追及を行う」と強調した。(編集担当:森高龍二)