何のための解散か我々に説明責任がある 石破氏

2017年09月22日 08:11

 自民党の石破茂元幹事長は21日開いた会合(水月会在京連絡会)で、28日解散、10月22日実施といわれる衆院総選挙に「この解散の意味ってなんなのだろうと多くの国民が間違いなく、そう思っている」と国民感覚に沿う発言を行い、大きな疑問を呈した。

 石破元幹事長は「国民に迎合はしないが、誰が何を考えているのかということには心を砕いていかねばならない」と述べ、「今、我々は衆参共に3分の2の強い政権基盤を持っている。そのうえで国民に信を問うのだとすれば、何のための解散か、何を国民に問うのかを国民に説明する責任が我々にはある」と提起した。

 また、憲法改正議論も踏まえて、石破元幹事長は「党内での民主主義を確立して(国民に)問うべきことは問わなければならない」とも語った。『党内民主主義をすっ飛ばして国民に問うということは、あってはならない』と強くけん制した。(編集担当:森高龍二)