選挙期間中も加計問題は追及していく 桜井座長

2017年09月21日 05:58

 民進党の加計学園獣医学部新設疑惑調査チームの桜井充座長(参院議員)は20日開いた会合で「通常国会をあれだけ早くに閉めたのも、(28日召集の)臨時国会冒頭で解散することにしたのも、まぎれもなく加計学園や森友学園の追及を逃れるためだ」と安倍総理の姿勢を強く批判。総選挙期間中も調査チームとして追及していくとした。

 また文科省担当者に「総選挙のどさくさに紛れて(加計学園の獣医学部新設を認可する文部科学省の大学設置・学校法人審議会=大学設置審=で認可する結論を出すようなことを)行うようなことはないように」と釘を刺した。

 桜井座長は「10月に大学設置審で(新設を認可するどうかが)決まるのだろうが、そこまでの間、きちんと議論していく」と疑惑解明へ取り組むことを示すとともに「どういう結果になろうとも安倍総理の関与は追及していく」との姿勢も明確にした。

 また今井雅人座長(衆院議員)も臨時国会冒頭解散が言われていることには「言語道断だ」と審議拒否の姿勢を批判するとともに「加計隠し・森友隠し解散と言われているがその通りだ。このチームでわれわれが聞いていることを全部選挙の前に明らかにして、そのうえで、国民の信を問うということをやってほしい」と求めた。(編集担当:森高龍二)