小野寺五典防衛大臣は26日、東京を含む防衛部隊、東部方面総監部のある朝霞駐屯地を視察。視察後の記者会見で「日本の政治・経済中枢を守る部隊になる。首都直下型地震の対応、北朝鮮弾道ミサイルなど、万一、被害が生じた場合の核、生物化学兵器への対応をする重要な部隊であり、準備状況をしっかり確認した」とした。
また「今年度末、ここに陸上総隊が出来ることになる。今後とも統合運用ができるような態勢を作るためにも、重要な部隊だと思っている」と視察の意義を語った。
小野寺大臣は「北朝鮮の弾道ミサイル防衛に対してはイージス艦やPAC-3の部隊でしっかり防衛する」としたうえで「万々が一、被害が発生した場合、ミサイル被害というのは通常では想定できない生物・化学兵器、核兵器の場合もある。北朝鮮の弾道ミサイルに使われている燃料についても危険な物の可能性もある。そういうものに関して、しっかり対応できる知識や準備を確認することが大切だと思った」と視察後の感想を述べた。(編集担当:森高龍二)