トヨタ、国内唯一のショーファーカー、新型「センチュリー」、東京モーターショーで公開

2017年10月06日 07:06

Toyota_Century

5リッターV8・2UR-FSEエンジンを搭載し、ハイブリッドシステム(THSⅡ)を組み合わせた新型トヨタ・センチュリー、モーターショーで公開

 トヨタは、東京ビッグサイト(東京都江東区)で10月25日から11月5日まで開催される「第45回東京モーターショー2017」において、2018年に発売予定の新型センチュリーを初公開する。

 3代目となる新型センチュリーは、「匠の技」「高品質のモノづくり」を伝承しつつ、市場ニーズの高い環境性能や搭乗者の快適性を追求したパッケージの実現、センチュリーの伝統的なヘリテージを継承しつつ、新しい魅力を付与した内外装デザイン、ショーファードリブン・カーとしてふさわしい先進装備・快適装備の採用などに重点を置き、開発を進めたモデルだ。

 ボディは堂々たる寸法となった。全長×全幅×全高5335×1930×1505mm、ホイールベース3090mmm、トレッド前1615+後1615mmとなり、国内4ドアセダンとして最大級だ。全長やホイールベース、トレッドの拡大により、伸びやかで重厚感あふれるスタイルを獲得した。

 ホイールベース延長分をすべて後席スペースの拡大に充てることで、乗員の膝まわりや足元に十分なゆとりを提供するとともに、スカッフプレートとフロアの低段差化・ドア開口高さの拡大により、後席優先のパッケージにさらなる磨きをかけ、優れた乗降性を実現した。

 低燃費・高出力化を実現する直噴技術「D-4S」を採用した5リッターV8・2UR-FSEエンジンを搭載し、ハイブリッドシステム(THSⅡ)を組み合わせ、クラストップレベルの低燃費を追求。また、トランスミッションには2段変速式リダクション機構を搭載し、静かで滑らかな走行を実現した。モーター駆動用電池は、信頼性の高いニッケル水素バッテリーとした。

 外装デザインは、グリルなど随所に施した七宝文様や、リヤコンビネーションランプのガーニッシュ部の黒色化など、精緻な華やかさ・落ち着きを表現。内装デザインは、折り上げ天井様式を取り入れ専用織物をあしらい、またリヤシートには電動オットマンを設定するなど座り心地を追求したリフレッシュ機能付アジャスタブルリヤシートを採用し、心地良さと格の高さを実現している。

 もちろん、安全装備にも不足があるはずがない。衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートなど、ショーファーカーにふさわしい安全装備を採用している。(編集担当:吉田恒)