日産、「東京モーターショー2017」で充実したNISMOブランドを訴求する

2017年10月06日 07:11

Nissan_TMS2017

「LEAF NISMO Concept」は、EVの持つ環境性能に加え、NISMOらしいスポーティな走りを実現するために企画したNISMOブランドによるEVコンセプトモデルだ

 日産自動車は10月3日、第45回東京モーターショー2017(一般公開日:10月27日~11月5日、江東区・東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。

 今回の東京モーターショーで日産は、将来の「ニッサンインテリジェントモビリティ」を体現したコンセプトカーを世界初公開する。同時に参考出展車両として、9月に発表した新型「日産リーフ」のNISMOモデル「LEAF NISMO Concept」や、「セレナ」のNISMOモデル「セレナ NISMO」、大胆で高品質なデザインを採用した「スカイライン」など、市販車を含めて計13モデルを展示する。

 また、東展示棟第5ホールに位置する今回の日産ブースは、過去から現在、そして未来へ向けてクルマが提供し続ける日産車ユーザーの感動や体験を象徴的に表現する「Spiral」をテーマとした新しいデザインを採用。そこでは最新の電気自動車や、将来のニッサンインテリジェントモビリティが実現するヒューマンマシンインターフェース(HMI)が体感できる展示を行なう予定だ。そこでクルマがもたらす新しい価値とエキサイティングなカーライフを提案する。

 今回参考出展する「LEAF NISMO Concept」は、NISMOのレーシングテクノロジーにより実現した専用エクステリアの採用により、Cd値を悪化させずにリフト量を低減、優れた空力性能を実現しているモデルだ。インテリアはブラック内装にNISMOのアイコニックカラーであるレッドのアクセントを施し、走りへの期待感を高める空間を演出した。

 また、チューニングされた専用サスペンション、高性能タイヤなどを採用、さらに電動駆動の特性を活かし、どこからでも瞬発力の高い加速フィールを提供する専用チューニングコンピューター(VCM)を搭載し、NISMOらしい走りの楽しさを提供する。

 「LEAF NISMO Concept」はEVの持つ環境性能に加え、NISMOらしいスポーティな走りを実現するために企画したNISMOブランドによるEVコンセプトモデルだ。

 「セレナ NISMO」は、NISMOの技術を惜しみなく注入し、「セレナ」の特徴である家族での使い勝手のよさや乗員の快適性を損なうことなく、「迫力のスタイリング」と「爽快なドライビング」を実現した。エクステリアはNISMOらしい精悍なデザインと優れた空力性能を両立したデザインを採用し、ドライバーの気持ちが高揚するスポーティな演出とした。また、専用のボディ補強やサスペンションチューニングなどにより、気持ちのよいハンドリングを実現した。「セレナ NISMO」は会期中の2017年11月の発売を予定する。

 日産スカイラインは、つねに最先端のテクノロジーで走りを磨き、ドライバーの心を高揚させ続けてきたプレミアムスポーツセダンだ。今回マイナーチェンジする「スカイライン」展示車両は、全方位型運転支援システムを全グレードに標準装備し、高い動力性能と環境性能を両立したハイブリッドシステムや、意のままに快適なハンドリングを実現したダイレクトアダプティブステアリングなどを装備し、運転の楽しさと安全性能を兼ね備えたモデルだ。同車は2017年12月下旬の発売を予定している。(編集担当:吉田恒)