「ルノー・日産・三菱自」連合が、新6か年計画「アライアンス2022」発表、年間1400万台を目指す

2017年09月16日 08:28

Renault-Nissan-Mitsubishi

日産・ルノー・三菱アライアンスが突如として発表した、新6カ年計画「アライアンス2022」と新しいロゴ

 ルノー・日産アライアンス・三菱自が、年間のシナジーを100億ユーロへと倍増させる新6か年計画「アライアンス2022」を発表した。

 アライアンスの会長兼CEOのカルロス・ゴーンは、「今日はメンバー各社にとって新しいマイルストーンとなる『アライアンス2022』を策定、計画終了時までに年間シナジーを100億ユーロに倍増させることを目指す」とした声明を発表した。

 この目標に到達するため、ルノー、日産自動車、三菱自動車は共用のプラットフォーム、パワートレイン、次世代の電気自動車、自動運転、コネクテッド技術における協業を加速させるという。事業規模全体の拡大によるシナジー創出に貢献するとして、計画終了時には、年間販売台数は1400万台以上、売上高は2400億ドルに達すると見込んでいるとした。

 この計画において3社は、共通プラットフォームの使用を増やし、4つのプラットフォームで900万台以上をカバー。さらに、共通パワートレインの使用も全販売車両の75%まで拡大させるという。

 今回発表した「アライアンス 2022」では先進的な自動運転システムやコネクテッド技術、モビリティサービスの開発および展開と並行して、EV技術の共用も拡大する。さらに、複数のセグメントに対応する新しいEV共用プラットフォームと共用部品を活用し、2022年までに12車種のゼロ・エミッションEVを発売する予定だ。

 同時に、完全自動運転を含めた異なるレベルの自動運転技術を40車種に搭載。無人運転車両による配車サービス事業への参入は、新しいモビリティサービス戦略の中核を担うとも。

また、15日に新ウェブサイトを開設するとともに、パートナー企業間における機能統合や協力体制の拡大を象徴する新しいロゴを発表した。(編集担当:吉田恒)