レクサス、東京モーターショーで新型「LS」公開、加えて新コンセプトカーも

2017年10月07日 06:32

LEXUS_LS

5代目となる新型レクサスLSは、セダンとして十分な居住性を確保しながら、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリング大きな特徴だ

 レクサスは、10月25日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕する(一般公開は10月27日から11月5日)、「第45回東京モーターショー2017」に、近日発売予定のフラッグシップセダン新型「LS」を出展する。

 また、LEXUS変革の象徴として2017年3月に発売したラグジュアリークーペ「LC」や、マイナーチェンジした「CT」、「NX」のほか、世界初公開のコンセプトカーを含む全12車種を出展予定だという。コンセプトカーの詳細は、10月25日に東京モーターショー会場のカンファレンスで公開する。

 レクサスLSは、1989年に初代モデル(国内では「セルシオ」として)が発売されたフラッグシップサルーンだ。以来、滑らかでパワフルな走りや、圧倒的な静粛性・快適性などで好評を博してきた。今回、5代目となる新型LSは、セダンとして十分な居住性を確保しながら、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリング、エモーショナルな走りの性能に加え、数々の先進技術を装備し、レクサスの象徴として大きな変革を果たした。

 先のジュネーブショーで公開したLS500hは、2017年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で発表したLS500のハイブリッドモデルだ。LS500と同様に、セダンとして十分な居住性を確保しながら、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングや数々の先進技術により、LEXUSの象徴として大きな変革を果たした。2017年デトロイトモーターショーでは、LS500が「アイズ・オン・デザイン・アワード」のベスト・インテリア賞を受賞した。

 LSが使う新開発GA-Lプラットフォームは、従来の4ドアセダンとは一線を画すデザインやレクサスLSの「すっきりと奥深い」走りを実現した。新型のボディサイズは5235×1990×1450mm、ホイールベース3125mmという堂々たる体躯となる。

 搭載するパワーユニットは、3.5リッターV型6気筒エンジンと走行用モーターに自動変速機構を組み合わせたマルチステージハイブリッドシステムを採用。ドライバーの操作や車両のGから走行状態を判断し、変速を制御することによって、ハイブリッドが持つモーター駆動による応答性の良さを最大限に活用し、ダイナミックなドライビングテイストを実現した。

 マルチステージハイブリッドシステムは、2つのモーターを使用したレクサスのハイブリッドシステムに、有段ギアの自動変速機構を組み合わせ、エンジンとモーター両方の出力制御が可能になった。エンジンの高回転化と合わせて、低速域ではエンジン使用領域を高回転側に拡大し、低速から力強い駆動力を生み出しパワフルな走りを実現。加えて、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大することで、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立した。(編集担当:吉田恒)