韓国国防相が米原子力潜水艦「ミシガン」視察

2017年10月16日 08:19

 韓国と米国の海軍による合同訓練が16日から20日まで、日本海(韓国では東海)と黄海(東シナ海北)で実施されるが、韓国・聯合ニュースは韓国国防部の宋永武(ソン・ヨンム)長官が14日、釜山の海軍基地を訪れ、前日入港した米軍のオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」を視察した、と報じた。国防部長官が米原子力潜水艦を視察するのは異例という。

 宋国防長官は国会国防委員会所属議員らと一緒に視察したといい、聯合ニュースは「韓国政府が原子力潜水艦の建造を検討していることから、宋氏が国会議員と共にミシガンを視察することで、国会に対し原子力潜水艦保有の必要性を強調し、協力を求めるためではないかとの見方も出ている」と伝えている。

 宋国防長官はミシガンの作戦能力について報告を受け「北の持続的な挑発が予想されるだけに、徹底的な準備態勢を維持してもらいたい」と語ったという。

 なお、16日からの合同訓練には米原子力空母ロナルド・レーガン、韓国海軍のイージス駆逐艦「世宗大王」など40隻を超える両軍の艦艇が参加するとしている。(編集担当:森高龍二)