衆院選愚策対応に前原代表への責任追及必至

2017年10月25日 13:01

 衆院選挙で愚策ともとれる対応をした民進党は25日、参院議員総会を開いた。総会後、芝博一参議院運営委員会理事は記者団に「参院議員全員一丸となって今後の対応をしていくことは確認できた」と語った。

 また小川敏夫議員会長が23日夕に前原誠司代表と面談した際、前原代表から民進党の今後の方向性等について説明があったが、不明なことが多いとし、芝氏は「総会参加者から出された意見・質問を前原代表に早急に伝え、前原代表の回答を踏まえて、早急に参院議員総会を開き、その後、両院議員総会を開くよう前原代表に求めていく」とした。

 両院議員総会は前原代表が開く権限を有しており、代表が開かない場合には、議員の3分の1の署名を持って開くことになっている。

 芝氏は、今回選挙に無所属で戦い当選した議員も、党籍を持っている人は両院議員総会に迎え入れたい意向も語った。

 今回の自民党圧勝を許した最大原因が民進党から候補を立てず、希望の党からの公認による選挙戦略を進めた前原誠司代表の判断ミスとこれにより招いた野党連合の分裂。自民党議員も「敵失(野党)による圧勝」と勝因を認める。両院議員総会では前原代表への厳しい批判、責任追及は当然に起こりそうだ。(編集担当:森高龍二)