自民圧勝「敵失に助けられたもの」自民党議員

2017年10月25日 13:03

 自民党の山本一太参院議員は24日、「自民党は圧勝したが、最も大きな勝因は『野党の分裂で自民党への批判票が分散した』ことだ。敵失に助けられた面が多い」とブログに書き込んだ。

 山本議員は「野党共闘(野党統一候補)が実現していたら、自民党は(少なく見積もっても)50~60議席を失っていた。各小選挙区の開票結果を分析すれば一目瞭然」と現実を直視。

 また「小池百合子・希望の党代表が排除の論理などというものを振り回さなかったら、かつ自らが首相候補として衆院選に立候補していたら、(展開によっては)与党の議席が100議席近く落ち込んでいた可能性すらある」とした。

 そのうえで山本議員は「次の国会では、野党から厳しい追及を受けることになる。勝って兜の緒を締めよ!この言葉を自民党議員全員が噛みしめる必要がある」と自民党が支持された結果の圧勝でなく、敵失による圧勝と言う事実を踏まえた対応、姿勢が必要と警鐘を鳴らした。(編集担当:森高龍二)