立憲民主党の枝野幸男代表は30日、自民党から国会での予算委員会質問時間の配分について「与党2、野党8」の現行比率を見直す動きに「議席数に従った質問時間の配分をという主張は、議院内閣制に対する無理解としか言いようがない」と問題視した。
根拠について枝野代表は「法案等の提出前の事前審査で、与党としての意見を反映させ、疑問点も解決しているから国会に提出されるはず」と指摘している。「国会で与党にたくさん聞くことがあったら政府与党の不一致として問題だ」と当然の指摘を行った。
枝野代表は「予算案や法案は与党内で十分に議論され、与党として賛成となった後に国会に提出される」。一方「野党は国会提出の段階で、初めて説明を受け、国会で議論する。このため、質問時間の配分が野党中心となるのは当然」と述べている。
そもそも、現行の野党8、与党2に求めたのは自民党が野党時代に民主党に求めて決めたもの。自民党は都合がよすぎるのではとの声もある。(編集担当:森高龍二)