小学校上空飛行「あってはならない事」防衛大臣

2018年01月21日 14:16

 米海兵隊のヘリコプターが18日、普天間第二小学校上空を飛行した問題について、小野寺五典防衛大臣は19日の記者会見で「米側からは同小学校の上空を飛行した事実はなく、同小学校の上空飛行を最大限避けるよう隊員にも周知している旨の説明があったと承知している」としたうえで「防衛省としてはカメラの記録や監視員による目視により同小学校上空を飛行していることを確認している」と飛行事実を把握しているとした。

 その腕、小野寺大臣は「現在、改めて米側に飛行の事実関係について確認を行っている」とし「米海兵隊はパイロットや搭乗員に対し、同校の上空飛行を避けるために最大限努力するよう徹底的に指示していると承知しているが、普天間飛行場周辺の学校上空を飛行しないよう米側に強く求めていく」と要請するとした。

 小野寺大臣は「映像を見ても分かるとおり、ヘリコプターのお腹の部分がはっきり見えるような形で上空を飛んだ場合、第二小学校の子ども達や先生方、父兄の皆様はそれこそ本当に心配すると思う。まさしく、あってはならないことだと思っている」と述べた。(編集担当:森高龍二)