マツダ、「CX-5」パワートレーンを中心に改良するマイナーチェンジを実施

2018年02月13日 06:42

Mazda_CX-5

マイナーチェンジでパワートレーンの大幅な改良を受けたマツダ「CX-5」。写真はディーゼル搭載車の「XD Lパッケージ」(FF)、価格329.94万円

 マツダは、中核クロスオーバーSUVモデルである「マツダ CX-5」をマイナーチェンジしたと発表。デザインと技術を磨き上げた「走る歓び」を深化させた新型の予約を開始し、3月8日に発売する。

 今回の商品改良では、マツダの国内向けSUV最上位モデルである新型「CX-8」にも搭載している、進化したクリーンディーゼルエンジンに加え、新技術を採用したガソリンエンジンを搭載するなど、進化した最新のSKYACTIVエンジンを全面展開した。

 具体的には、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」および「SKYACTIV-G 2.5」に「エッジカットピストン」や「低抵抗ピストン」などの新技術を採用した。加えて「SKYACTIV-G 2.5」には「気筒休止」技術をマツダとして初めて採用した。

 ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」には「急速多段燃焼」などの技術を新たに採用して実用燃費や走行性能を向上させた。この結果、最高出力は従来の129kWから140kWに、最大トルクは420Nmから450Nmに向上した。

 また「360°ビュー・モニター」をメーカーセットオプションで設定し、「車速感応式オートドアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付)」を全グレードに標準装備、安全性や利便性も向上させた。

 さらに前後ドアのパワーウインドーに「自動反転機構およびワンタッチ&タイマー」を採用したほか、パワーウインドースイッチにイルミネーションを追加。好評のパワーリフトゲートのメーカーセットオプション設定をガソリンエンジン車にも拡大、機能性も向上させた。

 今回のこれらの改良で、ガソリンエンジン車では高速道路やバイパスでの走行のような、一定速度で巡航している状態での実用燃費が向上。また、ディーゼルエンジン車では多人数乗車時や荷物を載せた状態で従来以上の快適な走りと実用燃費の向上が期待できる。

 また、「360°ビュー・モニター」を使用することで駐車時や狭い道でのすれ違いや、見通しの悪い交差点進入時でもより安全な運転をサポートできるようになった。

 マイナーチェンジした新型「CX-5」の価格は、2リッターガソリン・モデルhが、249.48万円~268.92万円。2.5リッターガソリン車が、272.16万円~331.3万円。ディーゼルモデルが、280.8万円~352.62万円。(編集担当:吉田恒)