マツダ、初代NA系ロードスターのレストアプログラム、Web受付開

2017年12月14日 06:50

Mazda_Roadster_NA

1989年にデビューした、マツダのNA系・初代ローロスター(ユーノス・ロードスター)

 マツダは、同社ロードスターのユーザーに永く大切に乗り続ける環境づくりを目的とした初代「ロードスター」(NA系ロードスター)のレストアサービスについて、WEB申込受付を12月13日から開始致した。

 「NA系ロードスター」のレストアサービスは、初代モデルユーザーの「NAロードスター」をマツダが預かって、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもので、申込みしたオーナーと、弊社ロードスター・アンバサダーの山本修弘(やまもとのぶひろ)氏をはじめとした担当者が面談し、個別の要望やクルマの状態に合わせてサービス内容を決定するというもの。

 また、今後も「NA系ロードスター」に乗り続けるための幅広い環境作りを目指し、現在供給終了となっている一部パーツの再供給を実施する。

 WEB申込受付の開始にあたって、山本修弘氏は、「レストアサービスの実現に向けて、サプライヤー各社様、専門店の方々やファンクラブのオーナー様など、これまで多方面の皆さまからご支援をいただきました。本サービスは第27回(2018年次)RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞し、申込受付開始に先立って実施した事前説明会には600名以上の方々からお申込をいただくなど、みなさまからの熱いご期待を感じております。まだ対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、より高い品質のサービスを目指すべく、マツダはテュフ ラインランド ジャパン株式会社よりクラシックカーガレージ認証を取得致しました。お客さまとともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」と述べたという。

 なお、パーツの再供給については、オリジナルと同じくリアウインドウをファスナーで解放できるビニール生地のソフトトップや、トレッドパターンを再現し乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブの4点をはじめ、復刻した約150点の部品を2018年1月より販売開始。その他の生産終了部品の再供給についても、引き続き検討を進めていくという。

 マツダは、「NA系ロードスター」のレストアサービスやパーツの再供給を通して、ロードスターのオーナーと特別な絆で結ばれたブランドになることを目指していくとしている。(編集担当:吉田恒)