ホンダは、洗練されたデザインの内外装と広い室内空間・荷室で、幅広いユーザーの支持されているSUV「VEZEL(ヴェゼル)」に、デザインを進化させ加速フィールの向上を図り、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の8機能をガソリンモデル、ハイブリッドモデル全タイプに標準装備するマイナーチェンジを実施した。
VEZELは2013年12月に、SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバン並みの使い勝手など、ジャンルの枠を超えた価値を高次元で融合したクルマとして誕生。以来、2018年1月までに累計31.1万台を販売した人気モデルだ。
今回、新たに標準搭載するHonda SENSINGは、ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識と、ブレーキ、ステアリングの制御技術が協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援自動ブレーキ、誤発進抑制機能などの衝突回避支援機能に加え、車線の中央に沿った走行をアシストするステアリング制御「LKAS<車線維持支援システム>」や、アクセルペダルから足を離しても前走車との車間距離を適切に保つ「ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>」など、ドライバーの負担を軽減し、快適な運転をサポートする機能も充実している。
また、先進性と力強さを際立たせたエクステリアや、フロントのバンパーやグリルのデザインを変更し、インラインタイプのLEDヘッドライトを採用することで、さらなる先進感と力強さを表現した。
ボディカラーには、新開発色である「オーロラアメジスト・メタリック」と「シルバーミストグリーン・メタリック」を含む3色を新たに追加、全8色のラインアップ設定とした。
上質感と心地よさを追求したインテリアも注目点だ。フロントシートは、その形状を刷新し、ステッチを変更することで、ホールド性と質感をさらに向上させた。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンをUSBで接続し、音楽再生や通話、マップアプリケーションの操作などを、ナビ画面や音声で行なえる「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応する。
ハイブリッドモデルに採用している「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド)i-DCD」は、きめ細かなチューニングによってスムーズな加速フィールを実現した。
また、ハイブリッドモデルのブレーキペダルにリンク機構を新採用することで、ブレーキ踏み込み時のペダルの軌跡を最適化し、これまでよりもスムーズな制動感覚が得られるという。(編集担当:吉田恒)