ホンダ、昨年のモーターショーで密かな人気だった「クロスカブ」正式発売

2018年02月06日 06:42

Honda_Crosscub

レッグシールドを廃止することで軽快感を手に入れた新型ホンダ・クロスカブ110。価格は、クロスカブ110が33.48万円。クロスカブ50が29.16万円

 ホンダは、昨年秋の東京モーターショーで発表したホンダ・クロスカブ110が、2月23日に正式に発売される。レジャーバイクとして、1981年に日本国内で販売された「ハンターカブ CT110」から連綿と続くトレッキングバイクの後継だ。CT110は、北米や南米、アフリカ、オーストラリアなどワールドワイドに愛されたモデルだ。

 ハンターカブを受け継ぎ、2013年に発売されたクロスカブ110は、アウトドアテイスト溢れるスタイリングと装備で、通勤・通学からレジャー用途まで、幅広い層のユーザーに支持されたモデルだ。

 今回、外観を一新するなどモデルチェンジを受けた「クロスカブ110」は、ハンターカブに先祖返りしたモデルにも見える。また、50ccエンジンを搭載した「クロスカブ50」を新たに設定したのもニュースである。

 今回、よりアクティブなイメージを高める外観デザインに一新。レッグシールドを廃止することで軽快感を手に入れ、そのあたりが「ハンターカブ CT110」を彷彿させる要因。新たに採用したLEDヘッドライトを囲む特徴的なヘッドライトガードや、スリット入りのマフラーガード、マットブラック塗装のホイールリムにセミブロックタイプのタイヤを採用するなど、堅牢な雰囲気をより高めた。

 また、「クロスカブ110」には、新たにタンデムステップを装備することで、2人乗りにも対応している。

 エンジンは、スーパーカブ110に搭載されている、タフネス性、静粛性に優れ、上質な変速フィールを実現した109cc空冷4ストローク単気筒エンジン(8.0ps/8.5Nm)を採用。トランスミッションは4速リターン式

 カラーリングは、カラフルなパールシャイニングイエローとマグナレッドに加え、アウトドアシーンに映えるカムフラージュグリーンの3色のバリエーションとした。

 クロスカブ50は、クロスカブ110同様のスタイリングに、取り回しやすさに寄与する小径14インチタイヤと、足つき性の良さに配慮した形状のシートを採用することで、より身近でフレンドリーなモデルとなっている。

 エンジンは、スーパーカブ50に搭載されている、優れた柔軟性と静粛性、上質な変速フィールを実現した49cc空冷4ストローク単気筒エンジン(3.7ps/3.8Nm)を採用。トランスミッションは、クロスカブ110と同じく4速リターン式。

 カラーリングは、鮮やかなマグナレッドと落ち着きのあるクラシカルホワイトの2色のバリエーションとしている。価格は、クロスカブ110が33.48万円。クロスカブ50が29.16万円だ。(編集担当:吉田恒)