英国バーミンガムで開催したオートスポーツ・インターナショナル・ショーで2018年仕様の「ヤリスWRC」を公開した
TOYOTA GAZOO Racing「World Rally Team（WRT）」が、英国バーミンガムで1月11日～14日に開催している「オートスポーツ・インターナショナル・ショー」で、2018年仕様の最新ヤリス・ラリーマシンを公開した。
新たなモータースポーツ・シーズンの幕開けを告げるイベントとして親しまれているオートスポーツ・インターナショナル・ショーの初日、FIA世界ラリー選手権（WRC）で競い合う4つのマニュファクチャラーが一同に会し、2018年シーズンの合同発表会を実施した。
TOYOTA GAZOO Racing WRTはこの機会に、昨シーズン中に獲得したラリーマシンの地検を元に改善した、最新のヤリスWRCを披露した。
おもな改良点として、ヤリスWRCのフロント周りの空力パッケージがある。新しいフロントバンパーとフェンダーにより、車両前方でこれまで以上のダウンフォースを得ることで空力バランスを均衡にすることを目的としたリニューアルだ。加えて、気温の高いラリーステージでのレースに備え、冷却系にも改良が施された。
現在、TOYOTA GAZOO Racing WRTは、1月25日～28日に行われるラリー・モンテカルロに向けて、この改良した「ヤリスWRC 2018」でテストを重ね、最終準備を行なっている。2017年シーズンで得た多くの経験を活かし、参戦2年目となる2018年シーズンも、「もっといいクルマづくり」への挑戦は続くとしている。（編集担当：吉田恒）
