野田聖子総務大臣は安倍内閣への支持率の急落に対し、20日の記者会見で「支持率が下がるということは国民の皆さんとの信頼の距離が開いてしまっているということで、非常に憂慮している」と率直な受け止めを語った。
そのうえで、野田大臣は「私の力は小さいですが、信頼回復のために、私が与えられた仕事の中でできることは全力で取り組んでいかなければ」と語った。
また「内閣の一人として財務省のこの一連の案件については、しっかり財務省が国民の皆さんが抱えている、私も含めて、起こったことに対し、全てを明るみにして、反省をしていただき、二度と起きないような対策は何かというのをしっかり示していただけるよう見守っていきたい」と述べた。
また記録改ざんの対策について「失った信頼は財務省だけではなくて、行政全体に疑惑の目がかけられているので、しっかり襟を正して、もう1回、手間はかかるけれども、総務省内は文書取扱について、きちっと行われているかどうか精査していただくということを始めており、今、結果を待っているところ」と述べた。
そのうえで「総務省発の電子決裁システムを導入しており、人事案件以外は9割以上電子決裁による。この効果というのは、決裁終了後にアクセスし修正すると履歴が残るということで、基本的に責任者以外は取り扱えないということで、事実上、書き換えとか、改ざんとか言われるようなことができない仕組みになっている。そういうものをしっかりと導入して、疑いがかけられないような行政の在り方というのをお見せしていきたい」と語った。(編集担当:森高龍二