政権と自民党の骨格は変わっていない 社民

2017年08月04日 08:29

 社民党の又市征治幹事長は第3次安倍第3次改造内閣について3日、「人心を一新するといいながら、放言癖のある麻生太郎副総理兼財務相、鉄面皮な菅義偉官房長官、『落とすなら落としてみろ』『耳を貸さないで頑張らなくてはいけない』などと国民を見下した暴言やマスコミ批判を繰り返す二階俊博自民党幹事長らが留任するなど、政権と自民党の骨格は変わっていない」とする談話を発表した。

 談話では「支持率低下に貢献した松野博一文科相や山本幸三地方創生相、金田勝年法相、鶴保庸介沖縄・北方担当相ら問題閣僚の『不良品在庫一掃』改造であり、『疑惑隠蔽』改造にほかならない」と酷評した。

 そのうえで「松野文科相や山本地方創生相、萩生田光一官房副長官の退任で幕引きを図ることは許されない。説明責任がなくなるわけではなく、社民党として、今後も真相究明を求めていく」としている。

 また自衛隊日報問題での稲田朋美前防衛大臣の国会への参考人招致を「政府・与党が拒否するのは言語道断」。「辞任によって稲田氏の政治責任がなくなるわけではない」と参考人招致に応じるよう求めている。合わせて、安倍総理に対しては「内閣支持率低下理由で最も多いのは、『安倍首相自身を信用できない』である。一連の強権政治や隠蔽体質、身内びいきや政治の私物化こそ問題であり、安倍首相が行うべきは改造ではなく、総辞職である」とした。(編集担当:森高龍二)