危機感煽りすぎ、支持率回復へ利用「全くない」

2017年09月06日 14:20

 野田聖子総務大臣は5日の記者会見で、北朝鮮ミサイルが北海道上空を飛翔した際、防災システムのJアラートが使用され、年配者から空襲警報を平和の時代に聞くような感じで、すごい違和感を持ったなどの感想もある中、危機感を煽りすぎているのではないか、加計問題等で内閣支持率が下がる中、支持率回復の追い風にしようとしているようなことはないのか、との記者団の質問に「Jアラート担当者として全くない。国民の安全のために責任を持つ者として、Jアラートがきちっと役だってくれることを願っているので、全く関係なく取り組んでいることを信じてもらいたい」と答えた。

 野田大臣は「万が一ということは常に私たちは思っていなきゃいけないし、それがあってはならないしということで御理解いただければと思う」と述べた。

 野田大臣は日本の上空をミサイルが飛ぶという事実を踏まえ「地域防災訓練で大震災を想定した防災訓練であれば、現実に起きていることなので、そういうこと(ミサイル)も想定した訓練をしていただくことで、実情を理解していく取り組みをしていかなければならないと思う」と防災訓練時にミサイルを想定した訓練も取り入れることを求めた。

 質問した記者は北朝鮮がミサイル発射した日に北海道に偶然居た。そこで、直接聴いたこと、地元紙への投稿を見ての問いだとしていた。(編集担当:森高龍二)