山本一太参院議員(元沖縄・北方担当大臣)が29日のブログで複数の自民党議員の発言として興味深い内容を書き込んでいる。
ある議員は「仮に安倍内閣の支持率が急落したり、何らかの問題で追い詰められた時は、誰か違うひとに総理になってもらえばいい。事実、選挙は圧勝したが、(世論調査では)安倍首相の続投を望まない国民のほうが多い」。
また「選挙が終わって(自分自身も勝ち残れて)ホッとした。これで少なくとも次の3年間は選挙がない。いや、次回の衆院選は4年後だろう。」との期待も含めた発言のよう。
そのうえで、山本議員は「意外に多くの自民党議員の本音だろう。もしかすると、(当分の間)『党内の擬似政権交代サイクル』しか、健全な民主主義を機能させる方法はないのかもしれない」と書き込んでいる。
そのうえで、こうした発言からは「2年後の参院選挙のことが、頭からスッポリ抜けている」と、山本議員は参院選挙を睨んだ対応、党内引き締めの必要を提起する狙いの発信だったよう。(編集担当:森高龍二)