昭恵総理夫人就任していた校園長はモリカケのみ

2018年03月29日 19:08

 安倍昭恵総理夫人が名誉校長や名誉園長を務めていたのは国有地の大幅値引き売却とこれにまつわる財務省決裁文書改ざんを招いた森友学園が開校予定だった「瑞穂の国記念小学院」と獣医学部新設にからみ国家戦略特区で忖度疑念が生まれた加計学園運営の「御影インターナショナル子ども園」だった。28日の参院予算委員会で日本共産党の小池晃議員(書記局長)の問いに安倍晋三総理が答え、明らかになった。

 安倍総理は昭恵夫人が会長職など名誉職についていた団体は「55件」とした。そのうち、名誉校長や名誉園長についていたのはどこか、との問いに「二つあったが、すでに現在は辞めている。学校としては御影インターナショナルと瑞穂の国記念小学院だった」と答弁した。

 小池議員は「安倍総理は、あまたあると言ったのに、ふたつじゃないか。しかも『モリカケ』ではないか。何が行政を歪めていないだ。反省が全くない」と指摘し「国政調査権の発動が必要」と国会での真相解明へより強い対応を求めた。(編集担当:森高龍二)