日報問題「大変大きな問題」野田総務相

2018年04月07日 08:38

 野田聖子総務大臣は6日の記者会見で陸自イラク派遣部隊の日報問題に対する受け止めを記者団から聞かれ「大変大きな問題だ」と指摘。「公文書は国民が共有する知的資源であり、公文書を扱う人たちの立場は極めて重いということを常に肝に銘じていただきたい」と提起した。

野田大臣は「森友学園に関する文書問題(財務省による決裁文書改ざん問題)で、行政に対し国民から厳しい目が向けられている、まさにその中にあって、新しい事案ということで大変大きな問題と認識している。残念だ」と述べた。

 そのうえで野田大臣は「日報問題について防衛省で調査がなされるとのことであり、事実関係がしっかり明らかになったところで、厳正な措置も含め、適切に対応されると承知している」と語った。

 また野田大臣は「文書管理に関するガイドラインの徹底」「電子決裁システムへの移行の加速」「職員研修の拡充」など、公文書管理の質を高めるための不断の取り組みをしっかりしていくことが重要だと述べた。また、防衛省の対応を注視していくとした。(編集担当:森高龍二)