田中直紀防衛大臣は31日開かれた衆議院予算委員会で、沖縄に配備される予定のMV-22オスプレイについて、町村信孝元外務大臣から沖縄県民のためにも「オスプレイを実際に現地で飛行させる必要がある」との提案を受け「米国、沖縄県と協議のうえ、検討していきたい」と飛行実験に前向きに答えた。また、神風英男政務官を訪米させ、オスプレイに搭乗しデータを得てくることも語った。
沖縄県からはオスプレイの安全性や騒音など生活への影響について不安があり、十分な情報提供を行うよう政府に対して要望が出されている。
また、普天間飛行場移設に伴う代替飛行場の名護市辺野原古への代替施設建設のための海上埋め立て承認願い提出時期を質された田中防衛大臣は「現在、環境影響評価書を提出した段階で(3月末までに予定されている)知事からの意見書を踏まえて対応していかなければならない」と慎重な答弁を行った。(編集担当:福角忠夫)