セクハラは女性活躍の障壁になっている 総務相

2018年05月10日 06:15

 野田聖子総務大臣は8日の記者会見で、どのようなケースがセクシュアルハラスメント(セクハラ)に該当するか、ガイドラインを今国会中に示したい考えを述べた。またセクハラは「女性活躍の障壁となっている」と語り、早急に解消しなければならない課題との認識を示した。

 野田大臣はすでに男性も含め企業勤務の相当数の人からヒアリングをしているとしたうえでセクハラ問題について「必ず今国会内に担当大臣として答えを出したいと思っている」と語り「速やかに皆さんが抱えている不安や不満を解消することを優先させたい」と述べた。

 会見で野田大臣は「セクシュアルハラスメントに関しては圧倒的に女性が職場等で被害を受けているという実態を踏まえ、女性活躍を阻害している要因として取り除かなければならない。その思いから自らそういう被害に遭われた方たちの本当のことを知らなければならないということで、相当数の方たちによるヒアリングをさせていただいた」とこの問題に真剣に取り組んでいる姿勢をうかがわせた。

 野田大臣は「統一的に皆が理解できるようなものを作らなければいけない」と語った。(編集担当:森高龍二)