SUBARU、新型フォレスターの予約受注を開始、国内は4グレード構成

2018年05月20日 12:06

SUBARU Forester

新型フォレスター、写真はシルバー加飾のアクセントが入ったアンダーガードを採用する「Advance」で、パワートレーンはハイブリッドの「e-BOXER」となる

 SUBARUは、新型「フォレスター」の今夏発売に先立ち、2018年5月18日から先行予約受付を開始した。第5世代となる新型「フォレスター」は、SUBARUが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車だ。2018年3月29日にニューヨーク国際自動車ショーにおいて世界初公開したことでも分かるように、とくに北米で人気が非常に高いモデルだ。

 新型は、すべての乗員が快適な空間を共有でき、取り回し性のよさと室内の広さを両立したパッケージング、使い勝手の良い装備、そして高い安全性能を獲得した。SUBARU車に共通するデザインフィロソフィー“DYNAMIC×SOLID”に、SUV らしい逞しさや、機能的で使いやすさが感じられる新デザインである。

 第5世代の新型は、スバルグローバルプラットフォーム(SUBARU GLOBAL PLATFORM)を採用し、クラストップレベルの衝突安全性能・危険回避性能、ドライバーの意志に忠実なハンドリング、そして快適な乗り心地を実現した。

 さらに同社初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」や水平対向エンジンと電動技術を組み合わせたハイブリッド「e-BOXER」など新たに採用し、機能・性能を磨き上げた。

 パワーユニットは2種。Touring、Premium、X-BREAK の3グレードに搭載する2.5リッター水平対向4気筒直噴エンジンと、最上級のAdvanceが搭載する2リッター水平対向4気筒エンジンに走りをアシストする電動モーターを組み合わせた「e-BOXER」だ。組み合わせる全車標準装備のアクティブトルクスプリットAWD は、AWDのメリットを最大限に引き出すことができ、リアルタイム制御により4つのタイヤに最適なトルクを配分。優れた悪路走破性を発揮する。

 新型のボディサイズは、全長×全幅×全高4625×1815×1715mm、ホイールベース2670mm。ルーフレール装着車は全高が15mm高くなる。先代に比べて全幅とホイールベースを拡大しながら、最小回転半径を従来型比+100mmの5.4mに抑え、扱いやすさを維持することに成功した。

 さらに低速域での取り回しの良さと高速域での直進安定性を両立したVGRステアリングギヤボックスを採用して、運転のしやすさも向上。どのような場所でも取り回し性がよく、狭い道でも安心して運転することができる。

 エクステリアデザインは、SUVらしいたくましさや躍動感、豊かな荷室空間や機能性の高さを、モダンキュービックフォルムで表現。

 全車にLEDヘッドランプを標準装備。水平対向エンジンのピストンの動きを表現したCシェイプのポジションランプにより、力強さを感じさせる精悍なデザインとした。

 また、全車にフロントフォグランプを採用し、一部グレードには、3灯式LEDを採用する。左右側方の配光エリアを従来のバルブ式に対して拡大し、夜間の視認性を向上。またバルブ式に対して約53%の省電力化を実現している。

 AdvanceとX-BREAKの2グレードでは、前後バンパー下部にアンダーガードを採用し、SUVらしいタフさやプロテクションパーツにより守られている安心感を付加し、Advanceはシルバー加飾、X-BREAKはオレンジのアクセントラインを加えて、アンダーガードの存在感を際立たせた。

 ホイールアーチは新たにクラッディングを採用。ホイールまわりを強調したデザインとし、走りの力強さと悪路走破性の高さを訴求する。

 アルミホイールは、悪路でもしっかりとボディを支える安心感と、確実に大地をとらえる力強さを表したデザインとし、AdvanceとPremiumは18インチホイールに225/55R18タイヤを組み合わせる。

 若々しいアクティブなイメージと深みを感じさせる新色「ホライゾンブルー・パール」、「ジャスパーグリーン・メタリック」、「クリムゾンレッド・パール」を含む全9色を設定する。(編集担当:吉田恒)