独ポルシェAGのワークスドライバー、ティモ・ベルンハルト氏がドライブする昨年のル・マン24時間レースの優勝車両「ポルシェ919ハイブリッド Evo」が、ドイツ時間の6月29日の朝、ニュルブルクリンクサーキット北コース(ノルドシュライフェ)で、5分19秒55のラップタイムを叩き出し、コースレコードを樹立した。
これまでにル・マン24時間で2度の総合優勝を果たし、昨年のFIA世界耐久選手権(WEC)ドライバータイトルを獲得したティモ・ベルンハルト氏は、1983年5月28日にシュテファン・ベロフが、ポルシェ956Cで樹立した伝説的な6分11秒13のラップタイムを35年間振りに更新したわけだ。
「919ハイブリッド Evo」は、ル・マン プロトタイプレーシングカーとしてポルシェが開発し、2015年から3年連続でル・マン24時間レースの総合優勝とWECのマニュファクチュアラーズタイトル、およびドライバーズタイトルを獲得した919ハイブリッドをベースとしている車両だ。(編集担当:吉田恒)