秋田県と山口県への設置を進める地上型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、小野寺五典防衛大臣は25日までの記者会見で「イージス・アショア1基当たりの費用」について「レーダーを含むシステムの構成や配備する場所等により相当程度変動する」と語り「現時点で確たる価格について答えるのは困難」と述べた。
2基で約6000億円ともいわれる報道について否定も肯定もしなかった。1基3000億円もありうるということのようだ。
イージス・アショアの配備については地元自治体が開札延期要請を行っている。これについて小野寺大臣は「地質・測量調査の契約に向けた作業について、現時点で延期することとはしておりませんが、地元に対して丁寧に対応していくことも必要だと思っている」とし「どのように丁寧な対応をしていくかについては検討していると思う」と記者団の問いに答えた。
その後、防衛省は25日に、配備に向けた地質・測量調査について「入札手続きを延期する」と発表した。開札日は9月12日に延期した。
また、オスプレイの配備について、小野寺大臣は「陸自のオスプレイ17機については、平成27年度予算から平成30年度予算において調達を行っている」とし「本年度から順次わが国に納入され、平成33年度には17機全てが納入される予定だ」と述べた。(編集担当:森高龍二)