立憲民主党の辻元清美国対委員長が21日、自民党の森山裕国対委員長と会談。立憲民主、国民民主、日本共産、無所属の会、自由、社民の野党6党を代表し、障がい者の雇用率水増し問題について閉会中審査を行うよう申し入れた。
辻元氏は会談後「衆院厚生労働員会の閉会中審査を行うよう申し入れた。必要であれば予算委員会も開くよう求めた」とした。
この問題について、辻元氏は「政府が決めた基準を民間にはやるように奨励しながら、政府がごまかしていた。二重三重に罪深い。障がい者雇用の問題はご家族も含めてきちんとした仕事につきたい、自立への道筋をつけていくという切実な願い。それを踏みにじる、ごまかしていたのは許されない」と提起した。
この日の会談では辻元氏は森友学園への国有地売却を巡る問題で虚偽の証言を行った佐川宣寿前国税庁長官を議院証言法違反(偽証罪)で告発することを検討している野党として、改めて予算委員会理事懇談会を開くよう求めたことも明かした。辻元氏は「(森山氏は)開催に後ろ向きで、会談は平行線だった」とした。(編集担当:森高龍二)