韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北朝鮮・平壌(ピョンヤン)への特使団派遣について「朝鮮半島の平和は朝鮮半島の完全な非核化とともに進むものだ。政府は朝鮮半島を巡る情勢に対して綿密に目を配り、注意深く管理している。朝鮮半島の平和定着において今は大変重要な時期で、特使団派遣理由もここにある」と強調したことを聯合ニュースが3日伝えた。
報道によると、文大統領は「国会が超党派的に板門店宣言を後押ししてくれれば、朝鮮半島の平和を進展させるのに大きい力になるだろう」と国会に理解と協力を求めたことを伝えている。
任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は特使団について、自身のフェイスブックで「文大統領の秋の平壌訪問日程を確定させることを期待する」とし、「ポンペオ米国務長官の早期の訪朝や朝米(米朝)非核化対話の進展に向けた呼び水の役割も忠実に果たすことを望んでいる」と期待を書き込んだ。
特使団は5日に日帰りで訪朝する。南北が9月の平壌開催で合意している首脳会談の日程や議題などを詰める。(編集担当:森高龍二)