小野寺五典防衛大臣は外遊先のイタリアで、NATO・JFC司令官との意見交換後の記者会見で「NATOのサイバー防衛拠点であるエストニアのタリンの施設との共同訓練に是非、日本の自衛隊も参加したい」と語り「日本とNATOとの協力関係について幅広い分野で深化させていく旨を確認した」と述べた。
小野寺大臣は「NATOは中東や地中海、アフリカで重要な役割を担っている。日本とNATOの関係を強化することによって、それぞれ地域の抱える問題を共有しながら、地域の安定に重要な役割を果たしていきたい」と述べた。
また、サイバー防衛に関して小野寺大臣は「日本から職員を派遣し、今後のサイバー分野の国際的な議論の中に、しっかり日本も入っていきたいという考えをもっている」と語り、積極的に取り組みに参加することで相互に能力を構築しあえる関係を強化する考えを示した。(編集担当:森高龍二)