米朝間合意具体化行動につながる事に期待 総理

2018年09月11日 08:03

 安倍晋三総理は10日朝、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として訪日した徐薫(ソ・フン)国家情報院長から訪朝結果について詳細な説明を受けた。安倍総理は「来る南北首脳会談を含む南北間の取り組みが米朝間合意の履行に向けた具体的な行動につながることを期待している」と応じた。

 安倍総理は「韓国の特別使節団による訪朝から間もない今回の訪日は文政権以降の日韓両国の緊密な関係を世界に発信する良い機会になる」と歓迎。

 徐国家情報院長は「文大統領は朝鮮半島の非核化と平和の問題でこれまで以上に安倍総理大臣の役割は重要で、韓日間で更に協力とコミュニケーションを強化していきたいと考えている」と伝え、両者は日韓、日韓米で引き続き緊密に連携していくことで一致した。

 韓国・聯合ニュースは「徐氏は(安倍総理に)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の非核化に向けた意思を伝え、これを土台に朝米(米朝)間の対話が再開できるよう日本側の協力を求めたとされる」と伝えた。(編集担当:森高龍二)