SUBARU、新型「フォレスター」受注好調、計画の5倍、電動車「e-BOXER」4割

2018年09月20日 07:04

SUBARU_Forester_e-Power

国内受注も計画の5倍超に達したSUBARU新型フォレスター。写真はシルバー加飾のアクセントが入ったアンダーガードを採用するe-BOXER車「Advance」、309.96万円

 SUBARUは今年6月、本格派四輪駆動車SUVの新型「フォレスター」を正式に日本で発表し、7月19日から発売をスタートした。ハイブリッドバージョンの「e-BOXER」搭載車は9月14日から発売となった。

 第5世代となる、この新型「フォレスター」は、SUBARUが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車だ。取り回し性のよさと快適な室内の広さを両立したパッケージングで、使い勝手の良い装備を採用。ブランド共通のデザインフィロソフィ“DYNAMIC×SOLID”で形作られたSUV らしい逞しさや、機能的で使いやすさが感じられるキュービックデザインを表現した最新のミッドサイズSUVだ。

 パワーユニットは2種。Touring、Premium、X-BREAK の3グレードに搭載する2.5リッター水平対向4気筒直噴エンジンと、最上級のAdvanceが搭載する2リッター水平対向4気筒エンジンに走りをアシストする電動モーターを組み合わせた「e-BOXER」だ。組み合わせる全車標準装備のアクティブトルクスプリットAWD は、AWDのメリットを最大限に引き出すことができ、リアルタイム制御により4つのタイヤに最適なトルクを配分。優れた悪路走破性を発揮する。最近のSUVのトレンドのひとつとなっている2WD車は、ラインアップしない。ある意味、SUBARUの真骨頂ともいえる施策だ。

 その新型「フォレスター」の累計受注台数が、9月13日時点で1万3282台となり好調なスタートを切っている。これは月間販売計画2500台に対し5倍を超える受注実績で、グレード別では本日9月14日に発売するe-BOXER搭載グレード「Advance」が全体の約4割を占めているという。人気のオプションはブラウンの本革内装だ。

 e-BOXER搭載グレード「Advance」は、2リッター水平対向エンジンと電動技術を組み合わせるなど新たな価値を加え、快適さ、愉しさ、冒険心といった雰囲気を感じさせるエモーショナルなSUVとして、機能と性能を磨き上げたのが特徴。「Advance」の人気ボディカラーは、掲載写真のクリスタルホワイト・パールで4割弱を占める。

 新型フォレスターの価格は、ガソリン車が3グレード構成で280.8万円から301.4万円。e-BOXER車がモノグレードの「Advance」で309.96万円だ。(編集担当:吉田恒)