開発デベロッパーのグローバル展開、IDCフロンティアなどがクラウドで支援

2012年01月23日 11:00

 グリーは、米国RightScale(R)社(以下「RightScale社」)と共同して、クラウド統合運用管理ツールRightScale Cloud Management Platformのマルチクラウド管理機能「RightScale」の提供を決定した。これにより、開発デベロッパー(GREE パートナー)は、IDC フロンティアのクラウドサービスを利用した大規模なシステム管理が可能となる。

 「RightScale」の提供は、GREE パートナーが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」でソーシャルアプリケーションを提供する際に、それぞれのクラウドベンダーを意識することなく、同一のユーザビリティで管理することを可能にする。また、実績あるサーバーテンプレートの有効活用によって、世界各地のクラウドへ効率的に設定内容を反映することができるようになり、運用負荷が軽減される。さらに今回は、GREE パートナー様向けの特典プランとして、1ヶ月間の特別無料アカウントが提供されるので、こうした「RightScale」の有償版機能を試用することができる。

 スマートフォンの普及により、モバイル・ソーシャルゲーム市場が拡大し、開発デベロッパーのコンテンツ配信におけるクラウドサービスの利用比率は、ますます高まっている。RightScale社とグリーはこうした中、世界各地に点在するクラウドサービスを統一管理する「RightScale」に対するニーズの高まりをいち早く捉え、日本のインフラ提供事業者として初めてRightScale社に採用されたIDC フロンティアのクラウドサービスを利用するGREEパートナー向けの支援を充実させていくという。