自民は次期国会での改憲案提出を目指せ 総理

2018年10月04日 06:29

 安倍晋三総理は第4次安倍改造内閣発足での記者会見を2日夜行い、憲法改正に強い意欲を示した。安倍総理は「自民党はさきの総選挙で自衛隊明記を含む4項目(緊急事態など)について、国民の皆様にお示しし、力強い支持を得ることができた」と4項目については支持を得ていると強調。

 そのうえで「党内においては今回の総裁選挙で、私自身、次の国会に改正案を提出できるよう、党挙げて取り組むべきと申し上げて勝利を得た。結果が出た以上は党においては下村博文憲法改正推進本部長の下、さらに議論を深め、作業を加速させていただきたい」と党内にある慎重論をけん制し、加速するよう求めた。下村氏は改憲推進派リーダー格の一人。文科大臣時代に全国の国立大学に入学式や卒業式に国歌斉唱を要請し物議を醸した。

 公明党が事前に自民党と調整する考えはない、と姿勢を明確にしていることに対しては「当然丁寧に説明をしていかなければならないが、国会の第一党である自由民主党がリーダーシップをとって、具体的な(内容は)、もう既に党で大体イメージとしては十分お示しをしておりますが、次の国会での改正案提出を目指していくべきであろうと考えている」と次期国会での改正案提出を自民党に明確に促した。(編集担当:森高龍二)