岩屋毅防衛大臣は2日の記者会見で名護市辺野古沿岸での工事再開、土砂投入時期について記者団の問いに「沖縄防衛局は沖縄県に連絡した上で工事に必要な準備のための海上作業を再開している」とし「抑止力を維持した上で、少しでも沖縄の負担を軽減していくというのが目標で、普天間基地の固定化を絶対に避けるためにも、ここは前に進ませて頂きたい」と工事推進の方針を改めて強調した。
土砂投入については「海上作業を再開したばかりでございますので、これから現地の気象状況等も勘案して工事の工程を考えていくことになりますが、現段階では具体的には決まっていない」とした。
また土砂を船に積み込む本部町の港の岸壁使用許可について「本部町からは台風被害を受けていること、既に延べ45件の岸壁使用許可を行っていることを沖縄県港湾課に説明したところ、県から新たな申請を受けないよう指導されており、普天間飛行場代替施設建設以外の事業についても同様の取扱いという理由を説明された」としたうえで「申請の受取りを拒まれたということだが、防衛省としては本部町との調整を進め、速やかな使用許可を得たいと思っている」とした。(編集担当:森高龍二)