岩屋防衛大臣、10日に沖縄入り 知事らと会談

2018年11月10日 08:14

 岩屋毅防衛大臣は9日の記者会見で10日に沖縄県の玉城デニー知事はじめ名護市や宜野湾市の市長らと会い、名護市辺野古への新基地建設についての防衛省としての考えを政府の考えを踏まえて、できるだけ丁寧に説明したいと語った。

 名護市辺野古への新基地建設をめぐっては玉城知事が菅義偉官房長官との会談の結果、沖縄県と政府との間で1か月集中協議することを決め、杉田官房副長官と謝花副知事の間で協議を進めることになっている。

岩屋防衛大臣は「(協議はしますが)お互いの考え方は違いますよねと、政府として辺野古移設作業は進めさせていただく、沖縄としては係争委員会へ提訴はするという状況だが(こうした動き、政府の考えを踏まえ)玉城知事らに丁寧に説明していきたい」との考えを強調した。

 岩屋防衛大臣は「沖縄県知事との間では細部の話になるかわからない」とし、辺野古移設の埋立ての土砂搬出を巡って、いわゆる本部港の使用許可が得られない問題については「本部町との間で岸壁使用許可申請に係る協議を沖縄防衛局が行っていると報告を受けているので、しかるべき段階で適切に許可が得られるように調整をしっかり進めていきたい」との考えを述べた。(編集担当:森高龍二)