田中直紀防衛大臣は15日のNHK日曜討論で「週明けにも仲井眞沖縄県知事に会うために連絡を入れ、国会開会前に会いたい」との意向を語った。
田中防衛大臣は米軍普天間飛行場の移設について「日米合意」の履行が大前提とする一方で、「沖縄県の政府に対する信頼回復に努める」考えを述べた。
また、普天間飛行場代替施設として名護市辺野古での建設を年内に着工するためには6月には埋め立て許可申請をする必要があるが、まず、現在、知事宛に提出している環境影響評価書に対する知事の意見を2月から3月頃に受けるのを受けて、修正を加えながら対応していく考えを示した。
また、田中防衛大臣は「普天間問題を国民的議論で前進させたい」と述べた。さらに、この問題への対応結果によっては「日本の政治が世界に信用されなくなる」として、重要な時期を迎えているとの認識を示した。(編集担当:福角忠夫)