軍事的友好協力関係精神堅持求める 韓国国防部

2018年12月29日 12:47

 韓国海軍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から海上自衛隊第4航空群所属P-1(厚木)が火器管制レーダーを照射されたとする事案で防衛省が28日、哨戒機が撮影した当時の映像を公開したことに韓国国防部報道官は「深い憂慮と遺憾を表明する」と発表。そのうえで「日本側は韓国と軍事的な友好協力関係を維持するという精神を持続的に堅持しなければならない、と述べた」としている。

 聯合ニュースが伝えた。それによると、国防部報道官は「(駆逐艦の)『広開土大王』は正常な救助活動中だった」とし「わが軍が日本の哨戒機に追跡レーダーを運用しなかったという事実に変わりはない」と表明したことを伝えている。

 またこの報道官は「韓日の当事者間の速やかな協議を通じ、相互の誤解を払拭させ、国防分野の協力関係発展を模索する趣旨でテレビ会議を開いてわずか1日後に映像を公開したことに深い憂慮と遺憾を表明するとした」としている。

 加えて、報道官は「人道主義的な救助活動に集中していたわが艦艇に、日本の哨戒機が低空の威嚇飛行をしたことは友好国として極めて失望的なこと」と、日本の哨戒機の低空飛行に威嚇と認識したことをうかがわせている。(編集担当:森高龍二)