日韓防衛当局間の連携損なうことあってはならず

2018年12月26日 07:05

 防衛省は25日、韓国海軍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から海上自衛隊第4航空群所属P-1(厚木)が火器管制レーダーを照射されたとする事案で「このような事案が発生したことは極めて遺憾」としたうえで「韓国側に再発防止を強く求めていく。また事案によって日韓防衛当局間の連携を損なうことがあってはならず、日韓防衛当局間で必要な協議を行っていく」とHPで発表した。

 防衛省は「韓国国防部が24日に見解を発表しているが、防衛省としては事実関係の一部に誤認があると考えている」と指摘した。

 聯合ニュースは韓国外交部の金容吉(キム・ヨンギル)東北アジア局長が24日、ソウルで日本外務省の金杉憲治・アジア大洋州局長と会談したことを報じるとともに、外交部当局者の話として「韓国側は『人道主義的な救助のため、正常な作戦活動をしたのであり、日本側が威嚇と感じるようないかなる措置もしなかった』としている」と伝えた。

 また韓国外交部の当局者の話として「(日本側は)相当に真摯(しんし)な姿勢で協議に応じた」とし、「日本側も韓日関係を良く運営していこうという意志を(持っていることを)十分感じることができた」と語ったことも報じている。(編集担当:森高龍二)