医師は薬剤製品や薬剤の安全性や副作用情報、連携先の医療機関や医師情報など11項目のうち7項目までの情報をMR(個別訪問)から得ていることがシード・プランニングの調べで分かった。
特に薬剤製品の一般情報や安全性・副作用情報、セミナー・講演会開催情報については7割以上の医師がMRから情報を入手していた。
これはシード・プランニングが同社のドクターモニター620人(診療所医師152人、病院勤務医468人)から昨年7月、8月に調査したもので、結果をまとめ、その概要を11日発表した。
それによると、医療情報の入手先のトップはMRからで、2番目に多かったのは学会からのものだった。また、医療情報入手先としてMRが必要かとの問いかけには76.8%が必要と回答するなど改めてMRの必要性が裏付けられた。
一方、製薬企業のWebサイト利用率では34.2%が利用しており、20代から30代では20.9%であるのに対し、50代では38.8%、60代以上では41.9%と高年齢者層ほど利用率が高くなっていた。また利用されるサイトではアステラス製薬、第一三共、武田薬品工業が多かったが、20代から30歳代ではグラクソ・スミスクラインに対する支持が高かった。(編集担当:福角忠夫)