受け入れが名護市しかなかったにつきると石破氏

2019年03月19日 06:40

 元防衛大臣で自民党元幹事長の石破茂衆院議員がブログに普天間代替基地が名護市辺野古に決まった理由について「当時、移設受け入れに賛成してくださる自治体が名護市しかなかった、という理由につきる」と書き込んだ。

 政府が国民に対して強調する『抑止力を維持し、普天間基地の危険除去には辺野古が唯一の解決策』との説明に疑問符のつくものだ。

 石破元防衛大臣は「当時の比嘉鉄也市長は、宜野湾市・普天間基地周辺の負担軽減と国家全体の安全保障のために、受け入れを表明して職を辞し、辺野古への移設が動き出した』と紹介している。

 辺野古への移設については「他にも、海上に建設することによる騒音や事故などの危険の軽減、訓練場や弾薬庫との近接性など、辺野古移設の利点はいくつかありましたが」とも紹介。

 石破氏が紹介した「訓練場や弾薬庫との近接性」などの利点にも関連するが、普天間になかった「軍港」機能が備わるのではとの見方、弾薬搭載施設が予定されていることや湾の深度が空母や原子力潜水艦が入港できる深度で化学兵器も港からの横づけは陸送よりスムーズになるなど、普天間以上に機能が強化されるものになるのではとの懸念についても、政府は説明をすべきだ。(編集担当:森高龍二)