立憲民主党は1日、衆参ダブル選挙も視野に、政権政党へ歩みをすすめるため、衆院選挙の候補者公募を始めた。枝野幸男代表は28日の記者会見で「政権を担い得る政党として一定の候補者をしっかり準備していかなければならない」と述べた。
そのうえで「ぜひ多くの皆さんに応募していただき、いい方がいらっしゃればできるだけ早い段階から衆院選挙の候補予定者を決めていきたい。衆院選挙が夏にあるかどうか分からないが、そうした皆さんも含めて参院選挙の活動を面的に進めていきたい」と連動する形をつくることで参院選挙への相乗効果も目指す考えだ。
また、参院選挙では32ある1人区での野党候補1本化について「地域の皆さんを巻き込んでの関係者の間の様々な努力により一本化することが大事で、そうしなければ5党1会派の足並みは揃わないと思う」と語った。
安倍・自公政権に対抗するため6党会派は「1人区1候補」に絞り対抗することで合意している。1候補に絞り切れるかどうか、また選挙で改選過半数(63議席)以上を6党会派で獲得できるかどうかは、その後の国会運営、政権運営を左右するだけに、国民の関心も高い。
選挙以外では、記者会見で枝野代表は、沖縄県辺野古への普天間代替基地建設をめぐる辺野古沿岸埋め立て是非を問う沖縄県民投票で、県民投票の結果に法的拘束力はないものの、投票者の7割が埋め立て反対との意思を示したにもかかわらず、埋め立て工事を着々進めていることについて「国政選挙並みに高い投票率がでていることなども考えれば、民主主義の立ち振る舞いとして、工事は止めるべき。法律論以前の問題」と埋め立て工事の即時中止が必要とした。(編集担当:森高龍二)