立憲民主党の枝野幸男代表は28日の記者会見で後半国会について(1)(立憲・共産・自由・社民が共同で)国会に提出している、すべての原発を速やかに停止、廃止すること。法施行後5年以内にすべての原発の廃炉を決定することなどを骨子とした『原発ゼロ基本法案』をはじめ(2)保育士等処遇改善法案(3)選択的夫婦別姓法案の審議を強く求める考えを示した。
原発ゼロ基本法案は昨年3月に国会に提出されたものの、自民党が原発議論を活発化させたくないことがあるとみられ、法案審議を棚上げ状態にしている。
枝野代表は「いわゆる審議拒否を与党の皆さんがしている」と強く問題提起。そのうえで「ぜひ残りの国会会期の中で審議していただかなければいけない」と審議に応じるよう求めた。
また選択的夫婦別姓についても民法改正案を既に国会に提出済みだとし「これは初当選以来、私自身が筆頭提案者として提出したものだけでも5本以上、繰り返し出している」と述べ「司法から立法府がしっかりと議論・対応することを事実上求められている内容であることから、法案を出している以上、審議に応じていただきたい」と与党に審議するよう求めた。(編集担当:森高龍二)