レクサス、ハイパフォーマンス・スポーツクーペの「RC F」をマイナーチェンジ

2019年05月15日 06:23

Luxus RC F

CFRPの外装部品などで従来比70kgのダイエットを達成したレクサスのスポーツクーペ「RC F」“Performance package”、 価格は1404.0万円

 レクサスのスポーツクーペ「RC F」がマイナーチェンジを受けた。“Fシリーズ”は、2007年のIS F発売とともに、「公道からサーキットまでシームレスに走りを楽しめる」という開発テーマでブランドの高性能モデルのラインアップとして誕生しスポーツイメージや運動性能の進化を牽引してきた。

 その“F”の新たな一歩として今回発売した新型RC Fは、優れたパフォーマンスを進化させるため、軽量化や空力性能のほか、パワートレーン、タイヤ、サスペンションなど、あらゆる点に改良を加え、常用域の軽快な走りと限界域における優れた操縦安定性を両立した。

 また今回のマイナーチェンジでは、“F”の高性能と進化を象徴する“Performance package”を新設定した。その“Performance package”では、搭載する自然吸気エンジンのリニアな加速感を際立たせるためエンジン出力を向上させ、エアクリーナ-形状変更による吸気性能向上とスロットル制御の改良によりアクセルレスポンスを上げた。

 また、最終減速比のローギヤ化を図ることで、サーキット走行におけるアクセルワークによる車両コントロール性をアップさせた。街乗りの際にも軽快な走りを感じることができる。日本のSUPER GTや米国のデイトナ24時間レースなど、モータースポーツで培った技術を応用し、CFRPの外装部品やカーボンセラミックブレーキ、チタンマフラーなどで従来型比約70kg軽量化を実現した、“F”の決定版とも呼べるモデルだ。

 内装でも、専用のインテリアカラーとしてフレアレッドや専用のオーナメントパネルレッドカーボンを採用している。

エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐローンチコントロールを採用。スポーツ走行における鋭いスタートダッシュを実現。また、ディスクローターはリヤもフロントと同径の380mmとし、さらに高い制動力を追求。レッドブレーキキャリパー(フロント&リヤ)は“Performance package”であることを主張している。“Performance package”車の価格は1404.0万円。(編集担当:吉田恒)