レクサス・ブランド車が、全世界での累計販売台数1000万台を達成したと、トヨタが公式に発表した。レクサスは1989年、アメリカで、最上級サルーン「LS」(日本名:セルシオ)とミッドサイズセダン「ES」(日本名:ウィンダム)を発売して、ブランドをスタートさせた。
米国で初年度、レクサス・ブランド車を約1万6300台販売して、好調なスタートを切った。日本でのブランド発信は、2005年からだった。
また、LEXUSは高級車市場におけるハイブリッドテクノロジーの先駆者として、2005年にRX400hを発売して以降、ラインアップの拡充を続け、ハイブリッドモデルの累計販売台数は145万台を超えた。
2018年には量産車として世界で初めてデジタルアウターミラーを採用した新型ESや、新ジャンルのコンパクトクロスオーバーUXを発売し、グローバルで過去最高の69万8330台を販売。ハイブリッドモデルの年間販売実績はそのうち20%を占めるなど、着実に歩みを重ねている。2018年、レクサスの最大市場は北米で32万3482台、次いで中国の16万1862台。欧州は7万6188台、日本は5万5098台だった。
トヨタ自動車の社内組織改編が行われ、従来「レクサス本部」と呼んでいたセクションが、社内カンパニーの「レクサス・インターナショナル」に改組、レクサスのヘッドクォーターとして機能するようになった。
澤良宏レクサス・インターナショナルの代表は、1000万台突破について「レクサスをご愛顧頂いてきた世界中のお客様のおかげで、このマイルストーンに辿り着いたことを大変喜ばしく思います。これからもラグジュアリーライフスタイルブランドとして、創造的な先進技術や、運転の愉しさを備えたより魅力的な商品、独自のブランド活動を通じて“驚きと感動の体験”を提供することを目指してまいります」と述べた。
今後もレクサスは、先進技術やクルマを操る愉しさを追求したクルマづくりで、より魅力的な商品ラインアップの拡充に努めるとしている。(編集担当:吉田恒)