卒業式等で国歌斉唱時起立せず21人懲戒処分に

2011年12月26日 11:00

 文部科学省の平成22年度教育職員にかかる懲戒処分などのまとめによると、国旗掲揚や国歌斉唱の取り扱いに関して22年度中に21人が懲戒処分を受け、3人が訓告などを受けていた。

 懲戒処分を受けたのは、いずれも入学式や卒業式で国家斉唱時に起立しなかったというもので、事前に校長から職務命令として起立するよう指示されていたが、起立しなかったというもの。

 処分内容では1人が停職、5人が減給、15人が戒告というものだった。国旗、国歌に対する姿勢をこども達に教えるべき立場の教職員が起立せずに対応したことが、教職員として相応しくない対応との判断のもとで処分されていた。個人としての思想、信条を問うたものではない。(編集担当:福角忠夫)