有志連合、自衛隊派遣「反対」は「賛成」の2倍

2019年08月20日 06:50

 共同通信が今月実施した世論調査で、米国が参加を呼び掛けている中東・ホルムズ海峡の航行の安全確保が目的とした「有志連合構想」に自衛隊を派遣すべきかどうかで「派遣すべきでない」とする回答が57.1%と「派遣すべき」(28.2%)を大きく上回った。

 また安倍総理が積極議論をと提唱する憲法改正について「安倍総理の下での憲法改正には反対」が52.2%、「賛成」は35.5%だった。

 政党支持率では自民が40.9%、立憲が10.0%。公明が5.1%。日本共産が4.3%。同率でれいわ新選組が支持を得た。次いで維新が3.8%、国民民主1.4%、N国1.3%、社民は0.7%、支持政党なしは26.6%だった。

 立憲が2桁回復。れいわ新選が共産に並ぶ支持率を得たこと、国民民主が相変わらず低迷し、支持率低迷から脱出できていない状況が浮かび上がった。社民も存在感を失っており、支持回復が課題だ。

 なお、中東・ホルムズ海峡への自衛隊派遣に対しての世論調査ではNHKでも「派遣に反対」(32%)が「派遣に賛成」(22%)を上回っている。(編集担当:森高龍二)