埼玉知事選、自公推す候補を野党候補が制す

2019年08月27日 07:08

 事実上の与野党一騎打ちとなった埼玉県知事選挙は25日投開票され、立憲、国民、共産、社民の野党4党が推す無所属新人の大野元裕氏が92万3482票を得て、自民、公明の推す無所属新人の青島健太氏に5万7461票の差をつけ初当選した。

 10月27日に予定される参議院埼玉選挙区補欠選挙をはじめ、次期衆院選挙でも野党連合に効果の大きいことが示された例となった。選挙にはN国からの新人候補や無所属新人候補も立候補したが、いずれも6万票~3万票台の得票にとどまった。投票率32.31%。

 今回の選挙は立憲民主党の枝野幸男代表のお膝元での選挙。参院選での共闘を踏襲する候補1本化で臨んだ。自民党は二階俊博幹事長や菅義偉官房長官らも埼玉入りし支持を求めたが及ばなかった。

 今回の選挙戦を踏まえ、10月の参議院埼玉選挙区補欠選挙では野党統一候補で与党に臨むことになるのは確実。(編集担当:森高龍二)